11月1日
タイの北側、首都バンコクも洪水により冠水が始まっていてひどい状態だと連日報道されている。
でも、んもうどーうしてもタイに行きたくて、タイ料理が食べたくて、マレーシアという目と鼻の先にいるうちはニンジンぶら下げられた馬よろしく
周囲の心配を押し切ってそのまま北上し、タイに行くことにした。
よほど危ない危ないと騒がれていたので、マレーシアのボルネオ島か飛行機でカンボジアか...と、うじうじジョグジャで考え込んで(実際は発つ前日にあわててスケジュールを考えて)いたのだけど、
どれーもしっくりこない。
めんどくさいや!うちはタイに行きたいんだ!と
思い切ったところで気分がとてもすっきりした。
やっぱりタイは絶対外せないのだ!
しかもマレーシアの首都クアラルンプールからそのまま陸路での国境越え...
ということは、当初の目的であるマレー鉄道に乗れるのだ。
本当はそのまま途中で降り、ダイビングライセンス取得後バンコクに向かうはずだったけど、こちらは断念。
まずはハジャイという国境付近の街に行き、クソ重いマックのPCを買い換えなくては。
しかし、クアラルンプールに到着し、セントラル駅に鉄道の切符を求めに行ったのだけど、なんと6日先の6日までハジャイ行きは無いという。
そりゃああかんよ。
泣く泣くインフォメーションのお姉ちゃんに、どう行けばよいか聞く。
「バスがいいよ」
やはりバスか...しょうがないね、バスのほうが安いし、バスにしよう。
と、なつかしのチャイナタウンに行くのであった。が、このときの自分はまさかこの選択が悲劇を生むとは知る由も無かったのだ...

チャイナタウンのドミで同じ部屋だったDellaちゃん。
珍しいチャイニーズバックパッカー。
いつか心配性のお父さんを説き伏せてインドに旅行にいけるといいね!
そして翌日、プドゥラヤバスターミナルへ行き、バスに乗り込もうとする。
が、なんか様子がおかしい。
バスのおっちゃんたちがうちのチケットを見て変な顔をしている...
そして
「おい、あんたこれ昨日のバスチケットだぜ」
は!?
昨日チケット買ったとき明日のって言ったのに!
しかし、確かに日付は昨日だ。
「なんで確認しなかったんだ!」
ということをなんども逆切れされ、たしかにここは日本じゃないのだということを改めて確認させられた。
結局、うちはさらに50リンギッドを払い、席が無いので助手席のかわいそうなせきに座らせられた。
ばすが発車し、だんだんむかっ腹がたってきた。
なんでのうのうと2倍の金額の値段を払ってバスのおっちゃんに怒られてこんなしょぼい助手席にすわって、眠いのに寝れないし...窓口のおばちゃんマジないわー

しかしうちは発見した。
運ちゃん用のベットがあるじゃない!
そしてうちはかわいそうな顔をして頼み、まんまと寝台を(といってもマットが通路に敷いてあるだけの代物だが)ゲットしたのだ
と、前置きは長くなっちゃったのだけど、翌朝早朝にハジャイに着き、
バイタクのおっちゃんに、駅前の安宿に連れて行ってもらおうとしたのだけど、
なんの因果かそのおっちゃんの家に泊まることに。
だって安いんだもん...100バーツ。270円くらい?
そして娘さんが一人いて、中学生、陸上の選手なのだそう。
この親父もそうっとうな親ばかで、家はトロフィーだらけ、アルバムは見せられるわ、はたまた巧みにパソコンのチラシに娘の賞状を挟みこんでいたり、すごいのだ。
こんなオヤジだったら、思春期ものすごい反抗しそう。と一人思ってしまった。
そしてパソコンを買い終わり、ハジャイスタジアムでその親子と3人、強制的にランニングをしている時、
今日はとても疲れたな、と思うのだった。
きっとまた戻ってくるよ
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悲劇
2011/11/08(Tue)23:46
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