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そらゆけ道産子 世界一周

とあるドサンコの世界一周旅行記ですよ。

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2024/03/19(Tue)14:12

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最後のインドさよならビーチInコヴァーラム

2012/04/28(Sat)21:33

4月20日

カニャクマリで本当は最後にしようと思っていたんだけど、なんか持て余しちゃっているので2泊だけして近くの(バスで2時間くらい)コヴァーラムビーチに行くことにした。
インドサイコーのビーチィ~♫とかガイドブックには載ってたけど、あんま期待しないで行ってみた。
ガイドブック(とかうわさ)って便利だけど、先入観持って行くとがっかりしちゃうことって有るよね。

そしてバスに乗り込む。
が、珍しくしとしと降りだした雨は、そのうち大降りに、最初は窓全開でこりゃきもちいーや!
と濡れていたけど、途中から冗談じゃなくなってきた。
横殴りの、おまけに雷まで!
ああ、ビーチに行くってのにこれからー・・・

と思っていると、偶然近くの席に日本の男の子が座っていた。
達也くん、インド3ヶ月半のベテランだ!
こりゃひどいっすねぇ、なんて話していると、雨も小ぶりに。
よかったー><

この日は夜も遅かったので達也くんと、途中まで一緒だったイタリアボーイと宿を見つけて終わり。
初めて浜辺を転がしパック転がしたけど、大変だった・・・
うちの転がしパック、大変に便利だけど砂地と段差に弱いねぇ
(トルコ来て思ったけど、ついでに石畳にも弱い。かわいそうなバックパックちゃん・・・)

翌日、ビーチ行った!
しかし海のまともな写真が一枚もない・・・


波に揉まれる達也くんの図



知らないインド人達と


泳ぐには波が高すぎで、ただひたすらに波にもてあそばれて終わった。
でも楽しかった!
海はやっぱ人と一緒が楽しいわ~!
しかもインドは人にじろっじろ見られて気持ち的に楽しめないしね、なんかね・・・無遠慮だよねインド人の視線って。疲れるわぁー

ここコヴァーラムビーチ、なかなか良かったなー
外国人よりもインド人旅行者のほうが多いためか、WIFI使えないのはすごい困ったけど、一軒安くてうまい!!食堂見つけたし(ムーンライトホテルを背に左に行って、それからまた左に行って、また左に行くとあります。)
波に揉まれるのもコツがつかめれば楽しかったし。
(翌日も一人で行ってきた)


なんか仲いい家族



夕日がちょっと見えた


結局インド最終日まで3泊した。
達也くんに、インドはどうだった?って聞かれて、そうだよなーもうまとめの時だよなーと振り返ってみた。

インドは旅の初めから色んな旅人に怖い怖いと言われて警戒、猜疑心まみれで入った国だったけど、
実際なんてこたない・・・
でもうちが今無事なのもこの警戒心あってのことだなと思うから、警戒して損はなかったなぁ。
セクハラ被害もそんな無かったし。
でもおかげで、インドを出た3日目の今日のトルコでもまだギラギラ警戒心が抜けない。肩に力入っちゃってるのをインド出て気づいた。

でもほんと濃い国だった!!これこそ旅人冥利につきるってもんだよなー!
旅してんだったら絶対インドには行ったほうがいい!
インド行きたくねーと散々言ってたうちが言うのもナンだけどね(笑)
ちょっと慣れたところで離れちゃうのはもったいなかったなぁ。

っていうか、インドに来てガンジス川もタージマハルも見てないや。
今度はバラナシだな!でも暑い時期には絶対死んでも来ない!!


結局腹はそんな壊れませんでした。ポカリの粉余ってます。
結構重かったのになぁ・・・


というわけで長かったアジアも終わり。
旅行期間・・・半年と10日
今んとこの転がしパックの重さ・・・16.8キロなり!
日本出た時は20キロあったから、だいぶ減ったねーよくやった!

とりあえずトルコでナスビと肉食べよう
・・・あ、トルコもアジアか!?中東・・・はアジア・・・じゃないよな!?

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No.66|インドComment(3)Trackback

さいなんたーん!Inカニャクマリ

2012/04/28(Sat)18:22

暑くて苦しんだハンピを3泊。

そしてまた南下作戦第二弾が決行されようとしていた・・・
でもっ
今回は~大丈夫!!

うちにはアジメールで前もって取っていた列車のキップがあるのだった!
しかも3A!!3段寝台エアコン付き!!ケケケ

今回、日本の夏休みに当たる4,5月にドンピシャであたってしまったため、インドの旅行者が多いんだー
だから列車の切符はなかなか取れないんだ。

そして4月16日、ハンピからそばの町ホスペットにバスで行き、念願のATMで金を下ろし(ハンピにATMが無くて貧乏生活だった)、オートリキシャが10ルピーで良いってんだからそれに乗ってホスペット駅まで行き、
そっから9時間の夜行列車でバンガロールへ。
そしてこの時初めて3Aに乗ったんだけど、もう素晴らしく快適で感動した。
涼しいし、カーテンで仕切れば個室!
3A!さすがエアコン無しの2倍以上の価値はある!(560ルピー800円くらい)
これは降りたくないほど快適ー!
もうこの時からでかい転がしバックは邪魔くさいので座席の下に入れることにした。(今まではベッドに上げて一緒に寝ていた)
でもちゃんと紐で縛り付けてね。




そして早朝6:30くらいにバンガロール着。
次の目的地トリバンドラム行きの列車まで12時間ほど有ったので、今旅初のリタイアリングルームを使ってみた。

リタイアリングルームとは、途中下車のお客さん専用の駅併設の宿泊施設で、安いしきれいだとの事(ガイドブック曰く)。

駅から出てまた宿さがしたりすんのもめんどいけど、シャワーも浴びたいので行ってみたんだ。

ドミトリーでも良かったんだけど、受付で聞いたら女の人は利用しないよーと言われたので、シングル。
でもガイドブックには100~200ルピーと書いてあったのに、最低価格が200から(12時間利用)で、一番上のデラックスが1000ルピー(12時間)!!

た、たかっ!!
バンガロールだからか!?確かにここはインドで3番目くらいに人口の多いとこだったはずだけど・・・
うちはもちろん、一番安い200ルピーでしたよ。

部屋はこんな感じ!






広いのはいいけど、シャワーが壊れてこんな感じだったね・・・
あんまし掃除もされてなかった感じかな。

っていうかね、17日はうちの誕生日でした。初めて本気で忘れていた
そんな28歳のはじめ・・・

そしてその夜、列車が出るのが同じバンガロールでも、今度はYESVANTPURという所だったんで列車でそこまで行く。6キロくらい離れていたかな。運賃2ルピー、やすっ!
でもこのキップ買うのに一苦労・・・
リタイアリングルームのおっちゃんに列車で行けば早いさ!バスみたいに渋滞しないし!
と言われてキップを買いに並ぶも、無いよーそんな列車ーと言われ、
案内所に聞いても無いよーそんな列車と言われ、うそだぁ、と思いつつ、最後の頼みの綱MAY I HELP YOUの看板が出ている困った外国人こっちおいでーのオフィスに駆け込み、やっと出してもらったんだ。
きっとうちが並んだところが悪かったんだね・・・
いや疲れるわインド・・・

そして無事そのYESVANTPUR(読み方が最後まで難しかった。イエジャバンタプル・・・だっけぇ?)に到着。
列車にのることが出来た。
でも、あれぇ?同じ3Aなはずなのにやけにしょぼい・・・
初めて知ったんだけど、同じ等級でも、列車によって設備が違ってたりするんだ。
確かにこのトリバンドラム行きの列車は16時間乗って546ルピー。
9時間しか乗らなかったホスペット~バンガロールよりも安いもんな。なるほど!

そして昏昏と眠ること12時間、ぼーっとすること数時間。
トリバンドラム到着~
列車ってなんか何時間でも寝れるよなー

それよりも、エアコンの車両を降りた瞬間襲いかかってきたのがこれまでにないほどの湿度と気温!
通称不快度指数が半端無く急上昇していくのを感じた。

このインドの旅で、癖になったこの“もうこれは暑くて死ぬんじゃないか"という考えがまたよぎる。
でも人間そう簡単に死なないからまた歩き出す。
次は最後の目的地カニャクマリ、この旅の最終目的地だ。

この列車が着いたのはまた街から離れたKOCHUVELIという所。
だからトリバンドラム中心地にある、バススタンドまでバスに乗って行く。発進間際だったので荷物がドアに潰される。22ルピー

近くのおっちゃんが神父さんで、降りる所を教えてくれた。
バススタンドの案内所のおっちゃんもカニャクマリへの行き方を教えてくれた。
同じバスに乗るおばさん方もこっちこっちと教えてくれた。
トリバンドラム・・・なかなかいいところやん!!


まずはナガルコイルというところまで2時間、45ルピー、
そこから乗り換えで40分ほどだったんだけど、なんかナガルコイルバススタンドで疲れてしまって呆然としていたらしらないおばちゃんが近づいてきてあっち、あっちと教えてくれた。
いーところやん!!南インド!!カニャクマリまでもうちょっと><


そしてバス、10ルピーでやっとカニャクマリに到着。
しかーし、今は夏休み、超ハイシーズン!
ずうっと心配だった。安宿は有るのか!?
ネットケチってたから情報も得られなかった。なのにガイドブックに乗ってる宿はみんな高いところ。
なんでじゃー!こんなところまで来るのなんてバックパッカー以外いないだろうが!歩き方さん間違ってる!


でも大丈夫、旅行会社のおっちゃんが案内してくれた安宿があった!350ルピー(500円くらい)
コミッションは宿持ちかな?と思ったらうちが払う。ケチって10ルピー。いいでしょ?

500ルピーくらい覚悟してたけど、よかったー!
と思ったら、シャワー無いじゃん!!
壊れてるとか以前に無いじゃん!!ああー、そうか、みんなシャワーじゃなくて、海に入って沐浴しつつ、それでシャワーいらないんか・・・
と無理やり納得。

そんな感じで、インド最南端に着いたあー!!



インド人観光客だらけだ



朝日待ち



朝日!
みんな立ち上がり拝んでいた。



翌朝沐浴&記念撮影のおばさま方
うちも沐浴してみた。



にいちゃんとおじさん






唐辛子を揚げたおかし(?)ドーサ。意外に辛くない



記念撮影中。
波にさらわれそうになっている


夕日はあいにく曇でちょっとしか見れなかった。
でも日本にいた時はろくに見なかったけれども、朝日も夕日もなんであんなに赤くでかいんだ?

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No.65|インドComment(2)Trackback

煉獄のハンピ

2012/04/25(Wed)02:31

ハンピ編です!

またもやバスに揺られ11時間。
スリーパーのバスだったんだけど、隣はインド人の女の子だった!
結構旅行しまくってるアクティブな子で、いままでのインドの女の子のイメージをいいかんじに払拭してくれた。
っていうか、みんながみんな同じだったら変かー

あともう一人、日本人の男の子真吾くんが乗っていた。
ついでに一緒に写真!



真吾くんに着いてって、今回宿はMEGAゲストハウスってとこに泊まった。
1泊250ルピー。結構綺麗な宿でしたよー
でもWifiが無い!ウダイプルから下、宿にWifiが無い!ネットカフェ的な所は1時間40ルピーとか取られるし(70円くらい)、結構バカンなんないんだよぅ・・・どうしてくれよう!!
この糞重いパソコンがうらめしいぜ~

でも聞いた話、ハンピの川向うはWifi有りそうな予感!次回あったら泊まってみてもいいかも。

そして散策!




裸足で入らなきゃダメなんだけど、足の裏がやけどしそうだったー



おしゃれ戦車



遺跡



石階段を登って、寺院に行く道のり。
ゲームの世界みたいだった



夕日が隠れて雲がきれいだったー



翌日、ザナーナの遺跡へ。
ケチって徒歩で・・・暑い!!



暑い・・・


インド人入場料10ルピー、外国人250ルピー
アホかっ!!
しかも期待はずれだよっ!
帰り道雨降ったことだけ褒める。


さらに翌日、なんとかの有名な遺跡へ。
やっぱ徒歩!




途中の水場。インドの若者達、この後水掛け合戦やってた。いいなあ



やっと到着したけど、チケットがやっぱ250ルピーだったので柵の向こうから写真だけ・・・



近くの無料の遺跡は生活感丸出しでした。





しかし、ハンピはこれまで以上に暑いところだったー・・・
日差しがすごい。そして夕方、夜になっても冷めない熱。

うちが思うにね、なぜかって、理由があるんですよ。
ずばり石(岩)に囲まれているからだ!!

写真見ても分かる通り、ハンピは不思議な巨大石に囲まれているんだね。
そんでそれが日中の太陽の熱をばんばん吸収&放熱、そして焼け石状態となった巨大石は夜になっても暑いまんま。
お陰で今まででワーストワンじゃないかってくらい暑さで寝れなかったよ!
でも一番はインドネシアだったなぁ・・・

ハンピはね、なんか子供たちが可愛かったなー
なぜか最初にワッツユアネームって名前を聞かれるんだけどね。
あと、最終日前日の夜髪を自分で切ったんだけど、それのせいかなんなのか知らないけど、
翌日道を歩いていると特に女の人集団にクスクス笑われる率が高かったなぁ・・・



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No.64|インドComment(6)Trackback

インド後半編ムンバイから

2012/04/25(Wed)01:56

お久しぶり更新ですー
いやあ、ブログって更新しないと面倒くさくなっちゃうねぇ・・・
でもトルコは大丈夫!きっと!
あ、今日トルコ着きましたー♫


以下、書きためてた分です。もしよろしければ御覧ください!


4月6日
ムンバイ~!観光です。
荷物をホテルに(宿じゃないよ!高級ホテルだよ!)預けて、夕方発のバスまで時間があるのでちょっと行って来ました。

以下写真どうぞ


ムンバイセントラル駅の近くに止まったけど、遠くに見えるあれはもしや、マレーシアのミニツインタワー!?



インド門近くの何とかって駅で降りて、ぶらぶら・・・
この感じ、やっぱマレーシアに似ている?



インド門ー(ムンバイの)
あっちい・・・


気分はまるで桃鉄のボンビーに金を巻き上げられた時のよう、ムンバイを後にし
(深夜バス代も過去最高1200ルピーとられた。しかも荷物代50も取られて、100渡しておつり忘れられた。後から人に聞いたら600で取れたって・・・ああもう聞きたくないもう絶対行かない)

移動時間14時間くらい。ゴアへ。


朝日だ~


ゴアは縦長なんです。色んなビーチが長ーっくある感じ。
とりあえずシティのパナジで1泊し、念願の魚料理(魚もカレーだよ!)を食べ、
翌日ビーチに行くことに。
色々何とかビーチがあるけれど、ガイドブック見てアンジュナビーチに行くことにした。

それにしても、ここまで来ると気分は一気に南国のよう!
椰子の木に太陽の照り加減、日陰の涼しさ風のぬるささ、極めつけに子供もお姉さんもおばあちゃんもセクシービキニ。欧米人いっぱいのビーチ!

初日、昼に到着したなモンでビーチに行って来た。


あっついーあっついー

そうそう、この旅で色々海に行って来たけど、ビーチではなぜかケガをするんだ。
タイのピピ島ではヒザを足にひっかかれ、インドネシアのギリ島ではネコに指を噛まれた(ビーチ関係ない)
というわけで今回も、結構波の荒い浜に突撃し、荒波に勢いをつけた石が足の指を攻撃!!
あ、あいったあー
でもこんくらい平気さ!としばらく泳いで陸に上がり、ふーっと人心地ついて痛い足を見ると、
おお・・・赤い・・・流血してる。
足指はHP60/100くらいのダメージを受けていた。
ポケモン、次新作はいつ発売されるんだろう?楽しみ・・・

じゃなくて、インドで足の怪我はあんた治りにくいのよ、膿んでひどいのよとさんざん脅されていたので、宿に退散することに。

でもハト気づくとサンダルがない・・・!!

あー!波にさらわれたー!?
呆然と海を見るも、朽ちたココナッツが転がるばかり。
ひ、ひどいよ、怪我した挙句6ヶ月も一緒に旅してきた(もうマジボロボロ)愛するサンダルを奪うなんて!
でも結局ありました。だいぶ後ろの方に砂に埋もれて。

というわけで、怪我はしたけどなぜかとってもハッピーになって帰ることが出来たね!
サンダル君ーあと半年あるからねー頑張ろうね~
でももう限界かも・・・
サンダル、紐の部分布地が破けてきたもんで、縫ってボンド塗って補強してみたけど、みんな知ってた?木工ボンドって濡れるとまた白くなるんだぜ・・・

その後宿で知り合った韓国人の男の子とバイクでなんとかビーチへ


へんな格好・・・ふふー



服のまま海入ってきゃっきゃうふふ



そして、ウダイプルで会ったヒロさんと再会!

見晴らしの良い丘を前日発見したから、一緒に夕日を見に行く。
途中、こんな甘い実を地元民がもいで摘んでいたので食べてみた。まろやかな甘味!



でもあいにくの曇り空・・・
昨日は晴れていたのにー!!



残念


今回泊まったのはRED Club INNという所。
ここは奥さんと旦那さん経営の、まさにアットホームな宿でした。
もっとだらだらしたかったなぁ


緑に囲まれた庭。ジャングル?



また来たいなー!


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No.63|インドComment(4)Trackback

時期が悪い、時期が・・・灼熱のインド南下大作戦

2012/04/11(Wed)20:02

インドの北西らへんはカラカラの灼熱。

汗も乾燥してかかないうちにすぐ乾く。喉もすぐ渇く。洗濯物が速乾、これは、ラッキー☆
夜もネパールで買った布マスクに水をかけてアイスノン代わり。でも15分で乾く。
寝る際は"かける用“の水が入ったペットボトルを枕元に。そして乾いたら服なり頭なりにかける。足りない時は服の上からシャワーを浴びる。
安宿にも天井にでっかいファンは着いているので、自分が濡れればこれで結構ごまかせる程度の涼を得られるのだ。暑さにゃ弱いのよー道産子はっ!これだからもっ!
してさらに機嫌が悪いことに、インドの猛暑の季節は今にまさに。
4,5,6月と、猛暑の季節。
ね、ネパールでタンカにウツツを抜かしていたばかりに・・・しのげる季節を逃しちゃったじゃなのー!まったくもーっ!こらっ!

砂漠でヘタり、すっかり自信を消失したうちは、それでもさらに南を目指すことにした。
いろいろな人に話を聞いて、やっぱり南インドに行くことにしたんだ。
それも最南端のカニャクマリ!アラビア海、インド洋、ベンガル湾。なんと3つの海が交わるってんだから、行っとかないとでしょ?うん、うちもそう思う。やっぱりねぇ

かくして、このでーっかい(意外にマジででかいんだよぅ)インド、移動&移動しています。
前に書いた素敵なプシュカルから一路、まずはアフマダバードに行く。
夜7時発の朝4時着だ。
この時初めて2Aという結構いい車両で寝た。
ちょっと説明しておくと、
インドの列車はクラス分けされていて、上から
1A(豪華一等)、2A(2段ベッドエアコン付き)、3A(3段ベッドエアコン)、Sleeper(3段ベッドファン)、2nd Sitting(自由席。努力と運で席を勝ち取れ!)
となっています。

エアコン付きの3Aと、ファンのSleeperでは値段が倍以上違うので、できればSleeperが良いよね。
でもこの時空いているのは豪華2Aしか無かったのです(確かジョードプルで取ったんだったかなぁ?)。
でもこんなに語っといて、写真はないです。
実際そんな豪華じゃなかった。2×2のベッドで個室になっていて、上段のベッドはエアコン直撃です。
冬の寒さは良いのに、なぜエアコンの冷風は不快なんだろう?
暑さは逆で、冬の暖房は心地良いが、夏の熱気は不快・・・というか殺人的。

そして因縁①のまだ夜も明けていないアフマダバードに到着。
ここはアッツイよーマジアッツイよーとさんざん脅されていたので、半日or1泊だけして上がろうとしていたんだけど、しつこいセクハラリキシャオヤジと7,8件ゲストハウスを当るも、全てFull!!
なぜかインド人の学生が集結している最中だとかで、安宿はどーにもこーにも無い状態だ。
そんなわけで、そのままムンバイに行くことにしたんだ。

ムンバイといえば、大都会みたいなもんだ。
それくらいしか知らなかった。
とりあえず、直行のバスは夕方まで無いとの事で、とりあえずローカルバスに乗って、7時間ほどかけて昼過ぎスラットという町まで行き、スラットからムンバイ行きのバスはこれまた夜まで無いとの事で、列車の自由席でムンバイに行くことに。

でもね、この時ね、油断していた・・・
赤い服着たポーター達。何もわからないうちを取り囲むと、チケット、チケットと声をかけてくる。
何、あんた!?まさか奉仕の精神でうちを助けようとしているわけじゃないよね。
100ルピー!?バカッ!!キップくらい自分で買えるわ!!シッシッ!

そして問答無用で自由席を発券。
まさか自由席に乗ることになろうとは・・・
そして列車到着。お、おっそろしい人だ!!降りてくる人を押しのけて大量の人がなだれ込む。
人の荷物も踏み潰し、罵声と悲鳴が飛び交う。
無理だ!!無理だ!!うちのこの荷物どうすんだ!?やだ、乗りたくない!!
そしてポーターはやってきた。
150ルピーでスリーパー!?チケットの値段は70ちょいやで!ってかなんね、スリーパーって?あほぉ!!
その値段無理だ!でもこの、人の波それも無理だ!
無理、だめ、ああ、どうしよう!
そんなうちの心のすきをついて、ポーターはひょいっと荷物を持ち上げ、熊のように人を押しのけて列車に入っていった。

あ、あぁ・・・荷物・・・
おいかける。ポーターは席取りでわめきちらしていた。喧嘩だ。
そしてうちの腕を掴むと、痛い痛い言ってんのにむりやり座らせた。
うわぁーお金ぇーどうしよう!相場分かんない!
けっきょく押し問答の末、100も渡してしまった。
ばっかなジャパーニーと怒らないで聞いて欲しい。この混乱の様をちょっとでも理解して欲しい・・・
でもクソ!!ファッキン!!馬鹿なジャパーニー!!チケットより高い値段払って、
細った乞食に一銭もやらずに肥えた傲慢なおっさんをさらに豚にするために金使っちゃって、なんてザマだーーー!!

悔し涙を浮かべながら、そして因縁②のムンバイへと向かったんでありました。

ムンバイ。到着は夜の8時半くらい。



ムンバイのホテルは高いのだ、という事は分かっていた。
そして今時期、宿がなかなか取れないことも。
しかも安宿は虫が多く、砂漠で遭難、ラクダから落下の運のあるようでない男ミツル君も質の悪い虫に刺されてひどい痒がっていたし、ムンバイ宿事情はそんな所だ。

ガイドブックに乗っている宿に電話をし、駅近くの宿にも当たったが、やっぱりFull・・・
もう、昨日からどんだけ一気に移動してんだよ・・・シャワー浴びたいよ。
そういえば、同じ暑さでもちょっと違うことに気づいた。
汗をかいても乾かないから、ベタベタする。汗臭いし。湿気があるんだねぇ、もう海沿いなんだ。

こうなったら、もうこのままゴアまで移動しようか。
でももう夜の9時を回ってしまった。
長距離バスのりばを探していると、旅行会社の明かりが。
はー助かった!そこで聞いてみよう。
が、あぁ、やはりバスはもう無い。

でも宿はあるみたいだ。
値段は・・・この旅、最高額の日本円にして1泊2000円!!
バストイレ別、部屋は日本のカプセルじゃないカプセルホテルの狭さ!
お兄さんが、どうする?予約しようか?

と聞いて、値段の高さに一瞬往生際悪くためらったけど、うん、と頷く。
その瞬間、がくっと力が抜けた。
あーこんな安心するなんて、うちの選択は間違ってなかった。こんなに疲れていたのか!体よごめん!
駅で寝るのを選ばなくて良かった!
改めて思うと、たかだか2000円なんだ。日本で3時間働けば良いじゃない!そんな値段だ。
スラット駅のポーターに渡した100ルピー、日本でアイス1、2本我慢すればいい値段じゃないか!

そして悪霊のようにひどい身なりのうちはそれでも上品でエアコンの効いたレセプションで受付をとっとと済ませ、シャワーを浴び、近くのマックに行ってマハラジャバーガー(日本で言うビッグマック)を食べた。
この旅初マックや・・・


ワクワク・・・



ガクッ・・・!!
このガッカリ感、日本と同じね・・・
そしてこのドナルドの顔がむかつく



ホテル横の屋台でホットミルク15ルピー
隣の食堂も安くて超美味しかった!チキンブリヤニ45ルピー
この格差、すげえな


でもこの時、うちはひどく落ち込んでいた。
多分、ムンバイのこの街のわけの分からなさと、体力と気持ちもとてもへばっていたからだろう。

でもヘナっている時はこの世の終わりのような気持ちになるが、元気になると何を悩んでいたのかとんと忘れる。
でもきれいだったなー、あの夕日ってことで、明日も移動なのだ!ぷぷ



ムンバイまでの列車で見た夕日。
きれいすぎて哲学的になって、そして疲れていて落ち込むのだ

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